Blog 2016/7/8

万年筆のはなし

本日は万年筆について

手軽で扱いやすいボールペンと違い万年筆は使い慣れない人にとって最初はどうしても手の出しにくい存在です。

ただ、時計や靴同様、実用性以外にもファッション性や嗜好性を持ち、手入れをすることで湧きあがる愛着は持ち主の個性や所有欲を充たしてくれる逸品です。

1175x595_STT_Apr_ReN_4

これまでも、歴史的作品を生みだしてきた文豪のみならず多くの政治家や企業家、著名人に万年筆が愛用されてきた事実からも単にものを書く道具としてだけではない特別なものであることを窺い知ることができます。

pen pen_3

万年筆には本体のサイズや字幅の太さ、ペン先の硬さなど様々な種類が存在し、自身に合ったものを見つけていく楽しさがあります。
また、使い続けていくことでペン先は持ち主のペンの持ち方や筆圧、書き癖に応じた形に変化していくところも魅力のひとつです。

9d0270a91a014c47a78ac7f4fd3af50a

ペン先には様々な材質が使われていますが上質な万年筆になるとインクによる腐食を防いだり滑らかな書き心地を実現するために金が使われています。
上級者になると使うシチュエーションやTPOに応じて複数本の万年筆を常備して使い分けるかたもいらっしゃいます。

 K-MB_Montblanc_March_STT_DanTrepanier_1175x595_3

これまでボールペンを使用していた人がいきなり万年筆を使用すると最初はこれまでと異なる筆圧やペンの角度の違いから書き心地に違和感を覚えるかもしれませんが少しづつ慣れてくるとまるで氷の上を滑るかのような軽い力でスムーズにインクが用紙にのっていく万年筆特有の感覚はその他のペンに代え難い魅力を持っています。
こうした書き心地は万年筆を使用する上で大きなメリットであるといえます。

どうぞオロジオにて万年筆の書き心地、ご体験ください。

 

CATEGORIES INDEX