Blog 2016/12/30

ユンハンス

こんにちは!倉富です。

早いもので2016年も残り2日となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、ユンハンスのお話をさせて頂きます。

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ユンハンス社が誕生したのは、1861年の事です。
エアハルト・ユンハンスは、義兄弟であるヤコブ・ツェラー=トブラーと共にドイツのシュヴァルツヴァルトの小さな町シュランベルクで創業しました。
創業当時は、時計部品の製造に特化していましたが、その品質の高さや高い精度が瞬く間に評判になり、1866年からユンハンスの名を冠したオリジナル時計の製作を開始しました。
父・エアハルトが亡くなった後、1875年に息子のアーサー・ユンハンスが会社を引き継ぎました。
アーサーはアメリカから取り入れた最新科学技術と伝統的な時計作りの融合により、数多くの偉業を成し遂げました。
そして、1903年には、世界最大規模の時計メーカーとなり、従業員数も3000名以上、年間生産個数も300万個以上に成長しました。

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その業務拡大に対応する為に、1917年から1918年にかけて、建設されたテラス式工場は、その当時としては、画期的な階段状の構造で、各階の時計師のアトリエに自然光が十分届く様な設計になっていました。

アーサーが亡くなった後、1920年にアーサーの息子・アーウィンとオスカーが会社を引き継ぎました。
今までのユンハンスが培ってきた高い水準を維持することは簡単なことではありませんでした。
そして1946年、第二次世界大戦後の苦難の時期に、世界初の腕時計用クロノグラフムーブメント・キャリバーJ88を開発しました。

1957年には、バウハウス最後の巨匠と言われているマックス・ビルのデザインによるウオールクロックを発表しました。

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優れたデザインが認められ、ニューヨーク近代美術館に永久展示に選定されています。

1967年には、ドイツ発のクオーツ時計を製造し、戦後のドイツ時計産業を支えてきました。

ユンハンスは、正確な時間計測方法を開発する事に力を注ぎ、1972年のミュンヘン・オリンピックでは、公式タイムキーパーを務め、史上初のカラー写真判定による1/100秒計測を実現し、その技術力を証明しました。

1985年には、初の電波クロックの開発に成功し、1990年には、世界初となる電波式腕時計腕時計Mega 1 を発表し世界にその名を知らしめました。

さらに電波式腕時計は進化し、マルチフリークエンシー(日本・北米・欧州で自動受信)のMega 1000 に進化していきます。

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今では電波時計は、かなり普及していますが、その電波が、何処から発信されているかは以外と知られていません。

皆様はご存知ですか?

発信されている場所は、日本で2ヶ所、イギリス、ドイツ、アメリカ、中国です。

日本で2ヶ所とは、驚きです。場所は、福島県の大鷹鳥谷山と佐賀県の羽金山です。

このようにユンハウスは150年以上に渡って「メイドイン・イン・ジャーマニー」にこだわり、時計の構想、設計、構築、品質管理そして時計の組み立ては自社で行われています。

是非、「メイドイン・イン・ジャーマニー」を、その手で体感して下さい。

そんなユンハンスの時計で私のおすすめは、マックスビルモデルです。
「無駄をそぎ落とすことから本質に迫る」というキーワードが、これほど見事に形になるのは稀なことだと思います。
バウハウス出身のマックスビルは、ユンハウスの為に時計の美的基準を確立しました。
このマックスビル バイ ユンハンス クロノスコープは、インポート・ウォッチ・オブ・ザ・イヤー2015~2016で、審査員特別賞を受賞しています。

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モデル名 マックスビル バイ ユンハンス クロノスコープ
Ref.027 4501 01
サイズ・・・40mm
ムーブメント・・・自動巻クロノグラフ j8880.2
振動数・・・28,800振動
ケース素材・・・ステンレススチール
ケースバック・・・ねじ込み式、マックスビルのサイン刻印入り
風防・・・ドーム型プレキシガラス
防水性・・・防汗
価格・・・¥285,000(税抜)

オロジオは年内は、12月30日(金)は、19:00まで営業させて頂きます。

新年は、1月2日(月)は、12:00より営業致します。

1月2日(月)、1月3日(火)は、12:00〜18:00まで営業致します。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

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