オリスは1904年スイス北西部ヘルシュタインにてポール・カッティンとジョルジュ・クリスチャンによって設立されました。社名は、ヘルシュタイン近郊を流れる小川に由来し、水流を意味するケルト語の「Aurisa」とローマ語の「Orusz」を語源としています。
今回は歴史あるブランド、オリスの数あるコレクションの中でも『ダイバーズ65』についてご紹介したいと思います。
1960年代に発表されたオリスのダイバーズウォッチのルックスを彷彿させる『ダイバーズ65』シリーズが誕生したのは2015年。
50年の時を越えて復刻した同シリーズは現在、クラシックな外観が好評で、同じオリスのダイバーズウオッチのアクイスに並ぶ人気シリーズとなっています。
オリジナルは1960年代に発表され、手巻きの自社生産ムーブメント、両方向回転ベゼル、発光性のあるインデックスと針、そして100m防水を備えた本格的ダイバーズウォッチでした。
(左)40mm径のダイバーズ65 (右)1960年代のオリジナルモデル
『ダイバーズ65』のおすすめは1960年代につくられたオリジナルのレトロな表情を忠実に再現しながら、最新の技術を取り入れてブラッシュアップされたところです。ヴィンテージ感を出すために大きく湾曲したドーム型風防には耐傷性に優れたサファイヤクリスタルを使用しています(当時はプレキシガラス風防)そして内側には無反射コーティングを施し視認性を高めています。
また、オリジナルモデルでは夜光塗料にトリチウムが採用されていましたが放射性物質を含む事からインデックスと針にはヴィンテージカラー(ライトオールドラジウム)のスーパールミノバを使用し安全で暗闇での視認性をより向上させています。
ベゼルにはミニッツスケールを備えた逆回転防止ベゼルが備わり、その素材には一部を除き軽くて丈夫なアルミニウムを採用し軽量化されています。