こんにちは!
オロジオの西久保です。
高級時計といえばスイスブランドを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、その伝統的な時計製造にキューバの魂とエキゾチックな美意識を融合させたブランドが存在します。
それが「クエルボ・イ・ソブリノス(Cuervo y Sobrinos)」です。
一見するとあまり耳馴染みのないこのブランド、実は知る人ぞ知る“通好み”の時計ブランド
なんです!
という事で今回は、クエルボ・イ・ソブリノスについてご紹介します。
「スイスのハートにキューバのスピリット」そんなフレーズで表現されるブランド、
クエルボ・イ・ソブリノス。
由緒ある「クエルボ・イ・ソブリノス」の歴史は、ハバナが栄華を極めていた
古きよき時代1882年まで遡ります。
La Casa(ラ・カーサ)という小さな貴金属店として創業後、創業者ラモン・イ・クエルボを
その甥であるアルマンド・リオ・イ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝うことになり、
店名を“クエルボとその甥達”という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」に変更したこと
に由来します。
ハバナでの大成功をきっかけに一族はヨーロッパにおけるビジネスの要所であるヨーロッパに
店舗を進出。
しかしキューバ革命時にクエルボ一族はキューバを離れ、それとともにクエルボ・イ・ソブリノス
ブランドは姿を消すことになります。
そして2003年、完全なる復活を果たしキューバスピリットは受け継がれてきたのです。
19世紀末には当時の著名人ならば一度は訪れるべきであるといわれるほどの人気ブランドに
なったクエルボ・イ・ソブリノス。
相対性理論で知られる物理学者のアルベルト・アインシュタイン、行動派の作家で
「老人と海」で有名なヘミングウェイ、歴史上もっとも偉大なイギリス人と称された
ウィンストン・チャーチルなど様々な著名人たちが訪れたと、顧客名簿に載っていたそうです。
中でもヘミングウェイは、栄華を極めた1940代にキューバに移住。
生涯最後の傑作と称される「老人と海」はキューバでの生活が多大な影響を与えています。
生涯の幕を閉じるまでの22年間を彼はキューバで過ごしたそうです。
ハバナの歴史地区にはブランド専用の博物館が併設されており、1920〜50年代のオリジナルモデルや設計図、書簡などが展示されています。まさに“生きた時計の歴史”。
クエルボ・イ・ソブリノスの時計は、葉巻も収められる特製ボックスが付いてきます。
これはキューバの“シガー文化”をオマージュしたもので、ラグジュアリー感と遊び心を同時に感じられるディテールです。
ご購入いただくとこちらのBOXが付いてきます。
1950年代前後、クエルボ・イ・ソブリノスはパテック フィリップやブライトリングなど色々なダブルネームで時計を販売していました。
これは当時、ハバナが世界的な高級品市場だったことの証でもあります。
これらのダブルネームヴィンテージモデルは非常に希少で、現在はコレクター市場でも高値で取引されています。。
クエルボ・イ・ソブリノスを代表するコレクション『プロミネンテ』
プロミネンテとは、最大級のキューバシガーから名前が取られたもので、ゆるやかに弧を描いた
長方形のケースが特徴的なモデルです。
今回は、そのプロミネンテコレクションから厳選してモデルをご紹介します。
【商品詳細】
・ケース径:縦 52 ×横33.75 mm
・ムーブメント:自動巻き
・防水性:3気圧 (30m防水)
・価格:¥473,000(税込)
緩やかにカーブしたケースラインは手首にフィットし、クラシックかつ快適な装着感を提供。
ケースはポリッシュ仕上げのステンレススチール製で、上品な光沢が特徴です。
存在感がありながらも、過剰にならないバランス感覚が絶妙です。
ダイヤルはブラックを基調とし、ギョーシェ装飾が光の角度で美しく表情を変えます。
アラビア数字のバランスの取れた配置により、視認性とデザイン性の両立を実現しています。
2つの独立したムーブメントを搭載した、個性的なデュアルタイム。
ストレートなラインと、ステップケースに、セカンドタイムゾーンを24時間表示にするなど、複雑なデザインの文字盤は独自の魅力を放っています。
葉巻をイメージしたブラウンカラーは色気があり、クラシカルなデザインが目を惹く一本です。
皆様あまり馴染みのないブランドにも、それぞれ長い時間をかけて歴史に名を残してきたブランド
が沢山ございます。
店頭では、ご試着もできますのでお気軽にご来店くださいませ‼️
オロジオ 西久保