Blog 2016/11/25

ジラールペルゴ

こんにちは、倉富です。

いよいよ今年も残り一ヶ月余りとなってまいりました。
朝晩の冷え込みがさらに厳しくなり、皆様体調管理は大丈夫ですか?

今回は、前回のマニュファクチュールブランド『ゼニス』に引き続き『ジラールペルゴ』の
お話をさせて頂きます。

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ジラールペルゴの歴史は、1791年にジャン・フランソワ・ポットによって始まりました。

1852年にスイスの北部ラショードフォンでコンスタン・ジラールとその弟により設立されました。

1854年にコンスタン・ジラールはマリーペルゴと結婚して、2年後の1856年に社名をジラールペルゴに変更しました。

1867年のパリ万国博覧会において、スリーゴールドブリッジ付トゥールビヨンが金賞を受賞しました。

1880年に時計史上初の量産腕時計を製作、1906年にポット社と合併。

1969年に腕時計用クオーツの開発に成功し、翌年には、スイス初のクオーツ時計の量産に成功しました。製品化世界初という偉業は、セイコー社に譲りましたが、ジラールペルゴ社が採用した周波数32,768Hzは世界規格となりました。

しかし日本製のクオーツに市場が押され、数多くの時計ブランドが、倒産または事業縮小に追いやられました、ジラールペルゴ社も例外ではありませんでした。

1987年イタリアでのブライトリングブームの火付け役となった時計販売会社トラデマ社がジラールペルゴの公式エージェントになり、トラデマ社長のルイジマカルーソ氏がデザインしたGP7000が大ヒット!またアルマーニ氏が愛用したことで、有名になりました。

その後、1992年にルイジマカルーソ氏が社長に就任しクオーツショック以来の本格的な経営再建に乗り出しました。

1993年にイタリアの高級車フェラーリ社とライセンス契約を結び、伝統のフェラーリ社の跳ね馬のエンブレムをダイヤルに配した限定モデル”スピリット・セコンド・クロノグラフ”を発表し、なんと2週間で完売してしまいました。

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それから経営基盤を徐々に立て直し1997年に完全に経営再建を果たし1791年から一度も経営を途切れる事なく経営している数少ない時計ブランドなのです。

今年で創業225年のジラールペルゴの商品ラインナップで私のおすすめするモデルは

【ヴィンテージ1945 XXL ラージデイト&ムーンフェーズ】です。
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このモデルには、4つのおすすめな点があります。

まず1つ目は、ハーフスケルトンのサファイアスタイルで作られたダイヤルが採用され、歯車やカレンダーディスク、レバー、ホイールを眺めることができます。
メカ好きには、たまらない眺めだとおもいます。

2つ目は、ジラールペルゴ社が特許を取得しているラージデイト機構とその機構がスケルトンに
なっているところです。
この独特な機構は、進行する数字の間に目に見える境目を作らないように、10の位と1桁の数字を
示す非常に薄い2枚のディスクで日付を表示しています。
透明なディスクは非常に薄く、なんと0.10mmしかありません。
しかも日付は1000分の1秒できりかわります。

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3つ目は、ケースとサファイアクリスタルのこだわりです。
上から下へ、左から右へと曲線を描いています。
あえて製造の困難さを選び、より美しさを追求するところは流石です。
しかも、ダイヤルにぴったりと沿うように、ドーフィン型の針は手作業でカーブを付けるほどの手の込みようです。

4つ目は、ムーンフェイズ機構の正確さです。
どのくらい正確かというと、なんと122年に一度だけの修正で充分なんです。

品番・・・25882-11-223-BB6B
ムーブメント・・・GP03300-0105
パワーリザーブ・・・約46時間
ケース・・・ステンレススチール
サイズ・・・36.10×35.25mm
防水性・・・30m
ケースバック・・・4本のネジで固定したサファイヤクリスタル
価格・・・¥1,770,000+税

店頭にて上記の商品をご覧頂けますので、是非ご来店ください!

皆様のご来店心よりお待ちしております!

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