時計を愛する皆様にとって、一年間で最も高揚する時期が
今年もやってきました。
そうです。SIHHの開幕です。
各ブランドの2017年の新作発表が行われ、独特な世界観に包まれる会場は
凄まじい熱気と張り詰めた緊張感で満ち溢れています。
「名前は聞いたことあるけどSIHHってそもそも何?」
「SIHHってなんの略?」
「どんなイベントなの?」
そういった疑問をお持ちの方、多いと思います。
今回のブログはSIHHそのものについての説明をしていきます。
ファッションブランドの運営元会社を傘下に収めている世界最大級のグループである
リシュモングループを中心とした腕時計ブランドが、
毎年1月中旬に行う国際時計見本市のことです。
日本では、ジュネーブサロンの愛称で親しまれており、
その名の通り、開催される場所はスイスのジュネーブです。
正式名称は、Salon International Haute Horlogerie。
世界の名だたる時計ブランドが、それぞれ趣向を凝らした特設ブースにて
2017年の新作発表を行います。
今年は1月16日~20日の開催となっており、
一瞬の気の緩みも許されない商談が、今まさに行われているのです。
Oro-Gioからは昨年同様、オーナー、ゼネラルマネージャー、ショップマネージャーの3名が
現地へ駆けつけております。
第1回開催となったのは1991年まで遡ります。
もともと世界時計見本市といえば1972年から開催されている
バーゼルフェアのみでした。(現在も毎年3月に開催されています。)
1991年にカルティエを中心としたリシュモングループが
さらなる高みを目指してバーゼルフェアから独立。
これがSIHHの起源となります。
今年で27回目の開催となり、四半世紀以上の年月の間に
様々な傑作品がここから発信されてきました。
昨年のSIHH、主催者側の発表によると全世界から1万5000人の来場者と
1500人の時計ジャーナリストが集まったそうです。
というのもSIHHは誰もが入場できるわけではなく、完全招待制になります。
入場できるのは厳選された世界各国のプレスやリテーラーのみで
厳重なセキュリティチェックが施されています。
しかし今年から大きな改革が行われます。
なんと最終日をPublic Visitor Dayと位置づけ、一般公開するということ。
これは史上初の出来事で、多くの時計ファンが最も早いタイミングで
新作を目に焼き付けることができるというメリットがあります。
もちろん入場料は必要になりますが、時計ファンの方からすると
非常に嬉しい改革ですよね。
最終日がどのような盛り上がりを見せるのか、乞うご期待です。
各ブランドの新作情報、限定商品等の詳細は
ショップマネージャーである永尾から
来週のブログにてご報告させていただきます。
ホットな情報を是非お楽しみに!!!