Blog 2019/5/31

IWCのパートナーシップ

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 先日IWCのセミナーが東京で開催され、有難いことに当店もご招待いただきましたので
私とIくんの2名で参加させて頂きました。
IWCのセミナーは久々の開催だそうで、日本国内の正規代理店57店舗から約100名のスタッフの方が参加されていました。
そのスケジュールは朝から晩までみっちり。
内容としてはIWCの歴史、ムーブメントとコンプリケーションについて、ブティック及び正規代理店の近年の実績、マーケティング活動について、そして最後にヴィジュアルマーチャンダイジングといった流れでした。

 

 IWCのヒストリーを語る上で欠かせないのはスイスの地理です。
時計産業といえばスイスというイメージですが、そもそもスイスの公用語はスイス語ではなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語と4つの言語を主とする連邦共和制国家です。


 なかでもよく耳にするスイスの都市は首都ベルン、チューリッヒ、ジュネーブ、バーゼルなどかと思いますが、時計ブランドの本社や時計製造のファクトリーに関してはほとんどがスイス西部のフランス語圏に位置しています。(写真左側)
ヌーシャテルやジュラはこれらが非常に多く集結した都市ですので、時計に詳しい方は1度は聞いたことがあると思います。
フランス語圏が時計産業の中心地になったことには2つの大きな理由があります。

 1つは環境面。
腕時計は無数の小さな部品から成る精密機械ですので、埃や塵のない綺麗な空気と洗浄のための綺麗な水が必要です。
スイス西部にはアルプス山脈があり、山岳地帯特有の澄んだ空気と綺麗な雪解け水が手に入りやすいのため、この豊かな自然環境は時計作りに最適です。
 もう1つは歴史的背景。
スイスで時計産業が発展していったきっかけは16世紀に起こったフランスの宗教革命にまで遡ります。
当時、フランス国内で宗教的弾圧を受けていたキリスト教カルヴァン派の時計職人は、そこから逃れようとスイスへ渡り歩きます。
再びスイスで時計産業を開始した職人達はさきほどで述べたその環境面の素晴らしさに気づき、その技術力やクラフツマンシップを次の世代、またその次の世代へと受け継いでいき、やがて伝統となっていきました。
この2つの理由がうまくマッチすることによって国家を代表する産業へと発展していきました。
そこで注目していただきたいのがIWCのロゴマーク。

 ロゴ下部に書かれている“シャフハウゼン”とは都市の名前です。
さきほどの地図上で中央の最上部に位置してます。
もうお分かりだと思いますがIWCの本社はドイツ語圏のシャフハウゼンにあります。
ではなぜ主流となっていたフランス語圏ではなく、敢えてシャフハウゼンという地に本社機能を構えたのか。
それはIWCの創業者であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズというひとりのアメリカ人の大きな策略でもありました。

 彼は27歳の時にアメリカからスイスへ渡り、まずはフランス語圏で時計業界へトライします。
その後、彼のビジョンであった“スイスの優れた工業技術とアメリカの製造技術との融合”を実現するには非常に大きな電力が必要ということに気づかされました。
そこで着目したのがシャフハウゼンの近くを流れていた“ライン川”の滝のエネルギーを利用した水力発電でした。
これにより時計製造のために必要不可欠な電力供給を得ることができるようになったため、この地を本社としたのです。

 それからその歴史も昨年で150周年を迎えました。
特にブランドを象徴とするのが様々な方面とのパートナーシップです。
世界的な成功を収めるグローバル企業として、IWCは環境および社会に対する責任を重んじる経営哲学を掲げています。
ただ単に団体や企業とパートナーシップを結ぶのではなく、相互の発展や理念に基づいて共存していくということが狙いです。
IWCのパートナーシップは4つにカテゴリー分けされておりそれぞれの役割を果たしています。

〜CSR(企業の社会的責任)〜
・ローレウス スポーツ フォー グッド財団
・クストー財団
・アントワーヌ ド サンテグジュペリ ユース財団

〜エンターテイメント〜
・チューリッヒ映画祭
・BFIロンドン映画祭
・トロント国際映画祭
・トッテナム ホットスパー フットボール クラブ

〜レーシング〜
・メルセデスAMG
・グッドウッド メンバーズ ミーティング

〜アビエーション〜
・シルバースピットファイア
・ボールトビー フライト アカデミー
・トップガン
・アントワーヌ ド サンテグジュペリ ユース財団
・JUエアー

 

 特に私が注目したのがエンターテイメントの“トッテナム ホットスパーFC”とのパートナーです。
「To Dare Is To Do(挑戦なくして成功なし)」をモットーとするトッテナム・ホットスパーはイングランド、ロンドンのプロフットボールクラブです。
1882年に設立され、初期からのクラブとして知られています。
 2018年、IWCはトッテナム・ホットスパーの公式タイミング・パートナーになりました。
プレミアリーグのフットボールクラブとスイスの時計メーカーが歴史の中で培ったプライドをかけ、弛むことなく完璧を追求します。
両ブランドはともに伝統とパイオニア精神をあわせ持ち、世界に向けて強い訴求力を有しています。
2019年、トッテナム・ホットスパーのスタジアムは最新鋭スタジアムへと生まれ変わりましたが、言うまでもなくこの会場ではIWCがスイス製時計としての高い精度で0分から90分までを計測することになります。

 因みに6月2日(日)午前4時(日本時間)〜
トッテナム・ホットスパーは、同じくプレミアリーグの強豪リヴァプールFCとUEFAチャンピオンズリーグの優勝をかけて決勝戦を戦います。
もし試合を観戦される方は監督やスタッフの時計にも注目してみてください。

 

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