Blog 2021/3/12

Sports&Watch

コロナウィルスの影響で延期となっていた東京オリンピック・パラリンピックが、今年7月に開催予定と発表されました。トップアスリートたちが集う「スポーツの祭典」では、試合時間や1秒以下の競いが勝敗を大きく左右します。そしてコンマ1秒の世界を計測・記録する技術が必要とされ、その役割をこれまで様々な時計ブランドが公式タイムキーパーとして務めています。

 

【JUNGHANS × オリンピック】

1972年に開催されたミュンヘンオリンピックでは、ユンハンスが公式タイムキーパーを務めました。ユンハンスは世界で初めて電子化されたスターティングブロックや、不正スタート発見装置や光バリアなどの機器を用いることで、スタートとゴールの瞬間を正確に記録・監視・文書化することに成功しました。この開発により正確なタイム計測が可能になり、公正な結果を得ることができるようになりました。1/100 秒単位まで正確に計測可能な世界初のカラー写真によるゴール判定の導入も、ユンハンスがスポーツ競技の公正な判定の為に開発したシステムでした。

当時世界中を驚かせたこの技術を生み出したのが、ドイツ シュランベルクに建設されたテラス式の自社工場です。全てのフロアーに太陽光が差し込むよう設計されたこの工場は、時計産業を象徴する歴史的建造物として認定され、100周年を記念したモデルも発表されています。ケースバックには工場のエングレービングがされており、世界限定1000本となってります。

 

Meister Chronoscope Terrassenbau
品番:027 4729.01

ケースサイズ:40.7㎜
価格:¥295,000+税

ユンハンスは、3月7日に最終日を迎えたFISノルディックスキー世界大会の公式タイムキーパーも務めていました。日本人選手では、髙梨沙羅選手が女子個人ラージヒル銀メダル、女子個人ノーマルヒルでは銅メダルを、渡部暁斗選手が複合男子個人ラージヒルで銅メダルを獲得しています!

 

【Bell&Ross × モータースポーツ】

スポーツと時計メーカーのパートナーシップは他にもございます。

モータースポーツの最高峰であるF1は世界中の自動車メーカーをはじめ、幅広い分野の最先端技術が一台の車体に詰め込まれ、1秒以下のタイムを縮める争いが繰り広げられます。フランスの時計ブランド「Bell&Ross」は、同じフランスの自動車メーカー「ルノー」と2016年にパートナーシップを結び、F1マシンにも使われる軽量かつタフなハイテク素材を採用したモデルを発表しています。

このモデルは、F1マシンと同じ名前「R.S.18」を冠し、マシンに使用されているチタンやカーボンをはじめ陽極酸化処理レッド アルミニウムが用いられたプッシュボタンがアクセントになっています。タイヤのトレッドパタン(模様)のようなラバーストラップやルノーカラーが楽しめる、世界限定999本の特別なモデルです。


BR 03-94 R.S.18
ケースサイズ:42㎜
価格:¥730,000+税

 

【BREITLING ×デイリースポーツ】

プロフェッショナルなスポーツだけでなく、趣味や健康の為に日常的にスポーツを楽しむ方も多く、スポーツテイストを取り入れた「アスレジャー」ファッションにぴったりのモデルも人気を集めています。ブライトリングはトライアスロンの世界チャンピオンを含むトライアスロン・スクワッドのメンバーのために、「エンデュランス プロ」を発表しました。

アスリート用の軽量ウォッチ、またデイリースポーツ用のカジュアルなクロノグラフとしてデザインされ、機能性とそのポップなカラーリングが人気を集めています。ストレスフリーな着け心地なので、発売直後から性別・年齢問わず人気のモデルです。

エンデュランス プロ(ブルー、オレンジ、レッド、イエロー、ホワイト)
ケースサイズ:44
価格:¥325,000+税

 

勝敗を大きく左右する”タイム”=「記録」も大事ですが、そこに挑むアスリート達の姿は私達の「記憶」にも残る光景でもあります。今年の夏は、困難な状況の中準備されてきたアスリート達が躍動し素晴らしい名場面がたくさん生まれることを期待したいと思います。

 

Oro-Gio 大平

 

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