こんにちはー!!
いきなりですが、皆様は時計の世界三大複雑機構ってご存知ですか?
1.トゥールビヨン
2.ミニッツリピーター
3.パーペチュアルカレンダー
度々雑誌や広告でも取り上げられる三大複雑機構ですが、本日はそのなかでもパーペチュアルカレンダーの時計をご紹介致します。
パーペチュアルカレンダーはオート・オルロジュリー(高級複雑時計製造)のコンプリケーションの中でも最も素晴らしい技術の一つです。
ダイヤルに表示されるカレンダー機構で、月による日数の違いや4年に1度の閏年の調整などを自動的に行う機能を指します。この機能は永久カレンダーとも呼ばれ、丸1世紀にも渡り手動による操作の必要性がありません。
ご紹介するIWCのパーペチュアルカレンダーは、1980年代にチーフ設計者であったクルト・クラウス氏が設計して以来その技術は現在も継承され、世界最高峰のパーペチュアルカレンダーの一つとも呼ばれております。
このIWCのポルトギーゼ ・パーペチュアルカレンダーの凄さは西暦、月、曜日、日付が完璧に同期されており、リュウズだけで調整ができる容易な操作性に加え、577年先までプログラムされている正確性です。さらにムーンフェイズ表示は、実際の月の満ち欠けとの間に生じる差異が、577.5年でたった1日分という驚きの正確さを誇ります。
ポルトギーゼ ・パーペチュアル・カレンダー(IW503302)
ポルトギーゼ ・パーペチュアル・カレンダー42(IW344203)
今年の新作として発表されたポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42は、3,6,9時位置にある3つのサブダイヤルで日付、月、曜日を示すほか、ムーンフェイズ表示と閏年表示も備えます。
時計の歴史と職人の情熱が詰まった複雑時計は、ファンならずとも一度は手に取り、着けてみたいと思わせる至高の逸品です。
今年のIWCは、パイロットウォッチからも新作パーペチュアルモデルが発表されており、ますますオート・オルロジュリーから目が離せない一年になることでしょう!!
Oro-Gio 永尾知己