ああ、今年も残すところ後3週間。
つまり、3週間後にはあのイベントが迫っています。
そう『初詣』が!
「はやッ!」
と、ツッコミが聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
なにせ、年の初めの神様へのご挨拶。
詣でるシミュレーションも、入念に行うに越したことはないのです!
目を閉じますとほら、謹賀新年の華やかな光景が視界に立ち昇るではありませんか。。。
* * *
「あけましておめでとうございます」「おめでとうございます」「謹んでお慶び申し上げます」
年明けのおめでたい挨拶が、次々と周囲で交わされている。

ここは私の地元の神社。
正月休みを利用して実家に帰省した私は、久しぶりに地元の神社へ初詣に来たのです。
今年初のお出かけウォッチは……
『EDOX (エドックス) デルフィン メカノ オートマティック』!

この大胆なスケルトンダイヤルに、エドックスらしい堅牢なデザイン。
立体的なブリッジ構造が魅せる陰影は、メカニカルアートと呼ぶのがふさわしい(溜息)
新年の清々しい朝日を受けて、メカノオートマティックも輝いている。
「よう!あけおめ」
突然、ぶっきらぼうな掛け声と共に現れたのは、地元に暮らす古くからの友人だった。
「おお。あけおめ」
「いやぁ、すぐに分かったわ!新年早々、神社で自分の左手首拝んでたのお前だけだったもん」
そう言うと、友人は私の左手首に視線を落とした。
「んん!?ていうかその時計、スッケスケやん!」
私の時計を見た友人は、声を挙げた。
「いやいや、スケルトンダイアル!スッケスケという表現は適切じゃない」
「なんか、凄いデザインだな」
「だろう!」
私は思わず、友人の目の前に時計を掲げた。

「機械の鼓動を目で感じられるっていうか、呼吸を見てるみたいっていうか。この透け感が、
ただのデザインじゃないっていうか」
「ほぉん」
「しかも!このスケルトンのデザインは、ブランドのエンブレムである砂時計を
モチーフにしてあるんだ!まさに技ありだよ」
「なんてブランド?」
「EDOX(エドックス)!」
「やっぱり、メイド・イン・スイス?」
「オフコース(もちろん)!1884年創業。創業者は時計職人のクリスチャン・リュフリ=フルーリー。
彼は、25歳を迎える奥さんの誕生日に、自作の懐中時計をプレゼントしたんだ。
そしたら、夫がプレゼントしてくれたその時計の美しさに感動した奥さんは、
彼に時計ブランドの設立を提案した!エドックスは、そうやって誕生したブランドなんだ」

スイスの優秀な時計師だったクリスチャン・リュフリ・フルーリー。EDOX 創業者

妻・ポーリーンの提案によりEDOXの歴史は始まった
「それメッチャ良い夫婦の話だ!『夫は妻を想い、妻は夫を信じた』ってやつか。
そして時計はスイス製の逸品。なんか歴史もあるし、デザインも“マシン”って感じで良い!!」
「男だったらみんな好きだろう、この“マシン感”。でも、凄いのはデザインだけじゃない」
初詣客の列にそって神社の境内を進みながら、友人相手に私の語りは熱くなった。
「このシリーズの初代モデルは、1961年に“防水時計の先駆け”として誕生した時計なんだ」
「なんで先駆けなの?」
「当時としては画期的だった“ダブル・O (オー)リング構造”を取り入れたんだ!」
「“ダブル・Oリング構造”?」
ハテナ顔の友人に、私の伝えたい欲は加速した。

「時計を正面から見たら右側面に“リューズ”っていう突起部分があるだろう?
この“リューズ”の内部に、ゴム製の小さな “Oリング” っていうパーツを2重に取り付けた
独自の防水構造のこと」
「それって、凄いん?」
我が友は、私の伝えたい欲をさらにくすぐる、絶好のハテナ顔をなおも繰り出してきた。
「特許を取得した構造だぞ!この構造によって、従来の時計では難しかった高い防水性と気密性を実現した!
1960年代、多くの防水時計が30〜50mくらいの防水性能しかなかった時代に、初代デルフィンは
200mの防水性を達成したんだ!」
「おお!デルフィンすげ〜、段違いじゃん!」
「このデルフィンこそ“ 防水時計の常識を変えたモデル ”と言ってもけっして大袈裟じゃない。
まぁデザインに関しては、いま付けてるこの時計とはだいぶ違うけどね。
この時計は、伝説的な初代デルフィンを現代の技術で大きく進化させた一本ってところだ!」
「……伝説的…大きく進化させた……」
「そして、そんなエドックスが掲げたスローガンこそ “THE WATER CHAMPION” 」
「……ザ、ウォーターチャンピオン……」
「そのスローガンは、シースルーバック仕様の裏蓋にしっかり刻印してあるッ」

はずして見せると、友人はもはや拝んばかりの勢いで見入っている。
そうこうするうちに、私たち二人がお参りする番がきた。
お参りは大事、ミスなく!
2度お辞儀をして、2度手を打ち、最後に1度、深くお辞儀をする。
なんだかその一連の動作の間も、友人の視線を左手首に感じてしかたがなかったのだが。
境内はますます、初詣客で賑わいを増していた。
「なにをお願いした?」唐突に友人が尋ねてきた。
「今年もみんな健やかで健康にいられますように、っていうのがひとつと。もうひとつは
今年も最高の時計に出会えますように、だな。お前は?」
「エドックスのデルフィンを、GET出来ますようにって…」
「……お前………」
新年を謳う光に照らされた友の横顔には、大いなる希望と決意の表情が浮かんでいた・・・・・
嗚呼!!
こんな身近にエドックスファンを作ることが出来たなんて!なんて幸先の良い新年のオープニング!
『今年もいい時計に巡り会えますように』
心の中でもう一度空に祈り、私は友人の肩を掴んだ。
いかがでしたか?
皆様には私の初詣のシミュレーションが、完璧であることをお見せできたと思います。
来年、地元の友人の一人がエドックスファンになることでしょう。
それは、私の脳内シミュレーションが垣間見せてくれた未来です。
私のお正月は、おせちとお酒と『EDOX (エドックス) デルフィン メカノ オートマティック』
で決まり!
《あけましておめでとう!今年はよろしく!》
どこかから、デルフィンメカノの声が聞こえたような気がしました。
それでは今回はここまで!
また次回ッ!
詳しくはコチラ→EDOX デルフィン メカノ オートマチック
Oro-Gio 宮﨑