こんにちは。
福岡大名の時計店Oro-Gio(オロジオ)の山本です。
機械式時計を扱うオロジオに入社して5年が経過しました。
一生物の時計だからこそ、ご購入いただくお客様の思いも強く、
本当に素敵な瞬間に立ち会えた5年間でした。
30歳の記念に、昇格した記念に、時計に一目惚れして出会ってしまった記念に、結婚した記念に、そして子供が産まれた記念に。
お客様にとって大切な節目となる瞬間に立ち会えること、これは機械式時計に携わったからこそ得られた喜びかもしれません。
そして、そのお付き合いが一生にわたって続くこと、それもまたやりがいを感じられることであります。
そんな大切な瞬間に日々触れ合う中で、いつか自分の子供が産まれたら記念になる時計を購入したい、そしてその時計を子供に受け継ぎたい…
昨年念願の第一子が誕生しました。
産まれてきてくれる前からどんな時計がいいか、店頭にあるモデルや各ブランドの新作モデルなど様々な情報をチェックしましたが、なかなか決めきれず。
何か運命的なものを求めていたのかもしれません。
子供に受け継ぐ時計なので、妥協はしたくない。
産まれた年でなくても何か節目になる年にいいモデルと出会ったら、、、そんな風に考えていました。
ある日当店で取り扱いのあるブランド”ORIS”の社長と担当者の方が、新作も持ってご来店されました。
その中の1本に最近Instagramを見て気になっていたモデルが。
オリスのクラシカルなデザインは、入社当初から好きでいつか1本は、と思っていたブランドでした。
ブランドロゴも子供が書いたような手書き風で遊び心があり、
また、子供を守るチャリティ団体とフランスのプロサッカーリーグがコラボレーションした世界限定モデル。
※余談ですが小学生からずっとサッカーをしていました
深いブルーの文字盤も好みで、このモデルが誕生したストーリー、デザイン共に気に入っておりました。
ただ決定的な何かが欲しい。
そんな時、
「お子様の産まれた日のシリアルNO.の在庫がございますよ」
そう、このモデルとの出会いは運命だったのです。
世界限定1,000本しかないモデルで、既に世界中の店舗に並んでいる中で、
誕生日のシリアル番号が残っているなんて。
「このモデルを息子に受け継ぐ時計として、購入します。」
機械式時計との出会いは、一期一会です。
その瞬間を逃せば、もう出会えないかもしれない。
だからこそロマンがあるように感じます。
想いを持って選んだその時計は、本当にパートナーのような存在になります。
着けていないと何かが足りないような気持ちになったり、
逆に着けているとモチベーションが上がったり、勇気をもらえたり。
メンテナンスをすれば100年以上使えるクオリティがあり、
その人にとっての大切な瞬間を刻みながら、想いは積み重なっていく。
そんな一生物は機械式時計以外にないように感じます。
それをいつか来たる日に自分の子供に、もしくは自分にとって大切な人に
受け継いでいけるのも機械式時計の魅力の1つです。
私はいつの日か子供に受け継ぐその日まで、
たくさんの瞬間をこの時計と過ごしたいと思います。
Oro-Gio公式Youtubeチャンネル
【時計屋の娘と結婚した男】でも今回の購入動画をご紹介しておりますので、
是非ご覧ください♪
Oro-Gio 山本