RECOMMENDED

CATEGORIES

PRESS&RELEASE

FACEBOOK

150827_スライド書き出し_薬進会

教えてくれるのは“あなたへのおすすめ”-松⽥ 敏志/panna baybrook-

FASHION|2016.9.29 Photography:Satoru Hirayama
Text:Satomi Nishimura

肩のちからが抜けた、お洒落がなんだか⼼地いい

こだわりすぎず、肩の⼒を抜いて。それでいて、着てみたい服へのチャレンジは怖がらない。トレンドやセオリーの勉強はしている。でも、結局は好きなファッションを選んでしまっている⾃分が嫌いじゃない。

年齢に関係なく、そんな感覚を持っている⼈にフィットする店。福岡市中央区⼤名にある「panna baybrook」はそんなセレクトショップだ。

fashion-panna-baybrook-03

マネージャーを務める松⽥敏志さんも「ショップからのおすすめより、そのお客様へのおすすめをご提案したいですよね」と話す。何よりその⼈らしく、肩の⼒を抜いて、ファッションとしなやかに遊んでほしいそうだ。

スーツスタイルにしても「キレイ⽬カジュアルから⼀歩進んだスタイル、というのが『panna』らしいかな」と松⽥さん。同じジャケットでもデニムと合わせたり、パーティに着ていったり。
イタリアンスーツのように揺るぎなき存在感とはまた別というか、コーディネート次第でいろんなポジションをとれるような。ほどよく余⽩と余裕があるアイテムが集まっている。

fashion-panna-baybrook-04

松⽥さんも今⽇はスーツ姿だけれど、毎⽇全く違うジャンルのファッションを楽しんでいる。
「今⽇はスーツなのですが、明⽇はスウェットの⽇かもしれませんよ。そもそも僕は衝動買いが多いタイプなのです」。コーディネートは買った後に考える派。それでいて松⽥さんのクローゼットには、松⽥さんらしい、松⽥さんに似合う服が並んでいるのだろう。

みんなの幸せまで考える。その姿勢でまた好きになる

『BAYBROOK』といえば、熊本で⽣まれたセレクトショップとして知られる。『panna』は⼤⼈たちから、⼤⼈に憧れる若い世代までが幅広く通う、メンズのセレクトショップ。『BAYBROOK』の中でも、いわゆるお兄さん的な存在だ。

fashion-panna-baybrook-05

『panna』が⼤名にオープンしてすでに15年。2016年3⽉には、AMU PLAZA博多に2号店をオープンさせた。同じく2016年9⽉、『BAYBROOK』グループは36周年を迎え、現在、熊本、福岡、北九州、⻑崎にショップを展開している。今、九州の⼈々にとって『BAYBROOK』は、全国区のセレクトショップと同じような感覚で通っている存在だろう。

「なんで東京に出店しないの?と聞かれることもありますが、僕らは求めてくれる⽅がいらっしゃる場所にショップをつくりたいだけなんです」。最近、増えてきているショッピングセンターへの出店も「街なかのショップに通っていたお客様が、結婚されて、家族を持って、⼦育てがスタートし…。お⼦様と遊びに⾏きやすいショッピングセンターにも『BAYBROOK』があればいいな、というお声をいただいてからのことなんですよね」とにこやかに話してくれた。

fashion-panna-baybrook-06

松⽥さんの襟のピンズも気になる。「これは⾏政とのコラボがきっかけで、今は僕たちが独⾃に⾏っている『レッドリボン』の活動ですね。エイズの問題を、⾃分⾃⾝を含む⼈類の課題として受け⽌めようというメッセージなのです」。

そんな『BAYBROOK』の姿勢は、地域や社会の未来に貢献したいという気持ちにつながっている。「何のために会社はあるんだろうね?と若い社員と話したりもするんですよ。組織で活動しているのだから、何らかのカタチで社会の役に⽴ちたいなと、思っています」。

fashion-panna-baybrook-07

2016年4⽉、あの熊本地震の本震被災4⽇後に、熊本店営業を再開させたことも、社会貢献のひとつになったのではないか思う。営業している『BAYBROOK』を⾒て勇気をもらった⼈、スタッフの笑顔で元気になれた⼈。いつもどおりの『BAYBROOK』の姿から、たくさんの熊本の⼈々への貢献がうまれたのだろう。

秋は⽩。そしてモノトーンで⽩を引き⽴てる

さて、いよいよ本題。店⻑の清⽔さんに、この秋のほしいものを聞いてみた。すると迷いなく答えてくれたのが「⽩のアイテムです」。それもコットンやナイロンなどの固い素材ではなく「ニットなど、柔らかい素材が気になるんですよね」とのこと。

fashion-panna-baybrook-08

タートルニット 〈ZANONE〉¥34,000+tax

fashion-panna-baybrook-09

⽩を引き⽴てるために、ほかはブラックで統⼀。モノトーンだけど素材感でソリッドになりすぎず、いい感じ。

レザーブルゾン〈RADICE〉¥155,000+tax、パンツ〈BERNARDO GIUSTI〉¥31,000+tax

fashion-panna-baybrook-10

⼀枚の⽣地の表側を加⼯・⽴⽑させて、ふわふわな質感にしあげたジャケットも、ショップ店頭でぜひ、試してほしい。

ジャケット〈THE GIGI〉¥132,000+tax

先輩から後輩へ「いい時計は若いうちに」の教え

オロジオ・⽊村社⻑とイタリアのフレグランスについて話す、松⽥さん。ふと⽊村社⻑が「そういえば、松⽥さんは素敵な時計をしているんだよ」とうれしそう。

fashion-panna-baybrook-11

さっそく⾒せてもらうと、その腕には〈JAEGER-LECOULTRE〉のレベルソ・デュオが。

レベルソは「ポロ競技中の衝撃に耐えられる時計を製作してほしい」というオーダーに応えて、1930年代に誕⽣したモデル。⽂字盤をくるりと反転させて背⾯を表に出すことで、⽂字盤を保護している。

松⽥さん所有のレベルソ・デュオは、表⾯はもちろん、背⾯にも⽂字盤を備えたモデル。さらに両⽅の⽂字盤の針をひとつのムーブメントで動かすという、複雑さも併せ持つ。表裏の⽂字盤は⼀瞬で⼊れ替えることができ、その時々の気分やファッションで、⽩い⽂字盤か、⿊い⽂字盤かを選ぶことができる。

fashion-panna-baybrook-12

難題を解決したモデルが、ふたつの⽂字盤を楽しむという、⾼いファッション性に進化しているのがおもしろい。

「〈JAEGER-LECOULTRE〉はマニュファクチュールですので、⾃社で販売するものをすべて⾃社で製作しています。そのスタンスが『BAYBROOK』にも似ているなと思ったのが、この時計に惹かれた理由です」と松⽥さん。

fashion-panna-baybrook-13

レベルソ・デュオを購⼊したのは23歳の時。「僕が『BAYBROOK』に⼊社して2年⽬でした。仕事でヨーロッパに⾏くとみなさんが着けている時計が素敵すぎて。よし、買っちゃうか!と盛り上がって。オロジオさんに⾏きました」。

また、松⽥さんは後輩たちに「⼀本⽬の時計は20代で。結婚する前に買っておこうか」と、冗談めかして伝えている。

その影響か、清⽔さんが購⼊したのは25歳の時。こちらは〈PANERAI〉のラジオミール。

fashion-panna-baybrook-14

〈PANERAI〉だけの存在感が気に⼊っている。

ファッションに時計、社会貢献まで。まだまだ話はつきないようなので、この続きはぜひ『panna baybrook』にて。

fashion-panna-baybrook-15

Share on Facebook0Share on Google+0Tweet about this on Twitter0

information

panna baybrook パンナ / ベイブルック
panna baybrook パンナ / ベイブルック[MEN'S]
住所:福岡市中央区⼤名2-2-1 MIKIビル 1F
電話:092-716-2302
営業時間:11:00〜20:00
店休⽇:元⽇

panna baybrook
http://www.baybrook.co.jp
pagetop