2017年11⽉11⽇は、突然に冬が押しかけたような冷え込む⽇だった。それにも関わらず、「スピリット・オブ・ブライトリング福岡 by Oro-Gio」は熱い熱気で満ちていた。今⽇はこの九州唯⼀のコンセプトショップに、スイスのブライトリング本社から公認を受けている技術者、児島 茂夫さんが訪れる⽇。数多くのブライトリングファン、そしてブライトリングオーナーたちが、どんなトピックを聴けるのかと期待を胸に⾜を運んでくださった。
児島さんはブライトリングの技術者として12年間腕を磨いた後、2011年にブライトリング・ジャパンのカスタマーサービス部⾨に異動。⼤⼈はもちろん⼦どもたちにまで、ブライトリングの素晴らしさを伝えたいと、より顧客に近い場所へと⽴ち位置をシフトした⽅だ。
「ブライトリングファンのみなさんは『ものを選ぶ眼』がしっかりしている⽅がばかりですね」とは児島さん。世の中の流れだけでなく、⾃⾝の軸を真ん中に持っていらっしゃると感じる機会が多々あるとか。
また「ブライトリングファンには雑誌やWEBで情報収集をしっかりされる⽅が多いんです。様々なリサーチ後、ブライトリングの良さをとことん理解され、製品に惚れ込んだ後、オーナーになってくださる。こんなうれしいことはありません」。
ご存じの通りブライトリングと⾔えば、プロのために追究されたクロノグラフの性能、そして⾃社開発・製造によるムーブメント、キャリバー01。何より児島さん⾃⾝も、その素晴らしさに惚れ込んでいる。
児島さんにとって、ブライトリングの魅⼒をひと⾔で表現すると「堅実」だそうだ。ムーブメントの奥に潜んだ⼩さなネジのひとつから、我々が⽬にするフェイスのデザインまで「⼦どもにも分かるように表現すると、すべてがちゃんとしているんですよ」。曖昧なごまかしが皆無なため「私たちブライトリングスタッフも、⼀点の曇り無く、⼼からお客様におすすめできるんです。スタッフにとって⼀番幸せなことだと感謝しているほどです」。
そう語る児島さんが、今、最も愛⽤しているモデルが〈BREITLING〉トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイムだ。
トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイムは世界24都市の時刻を表⽰する機能を持つ。それだけでなくリューズを回すだけで時刻を表⽰したい都市を選択でき、同時に時計の針もその都市の時刻に設定され、即座に時を知らせてくれる。
この技術についてはブライトリングが特許を取得している。まさに、⼀点の曇り無く、⼼からおすすめできる魅⼒であり、児島さんも「この時計が相棒になってから、海外旅⾏に⾏く楽しみが増えました。たくさん国境を超えたくなりますよ」。
今回のイベントでは、そんな児島さんのトークを聞きながら、時計について専⾨的な知識、ムーブメントの仕組みまで理解できるというもの。ムーブメントを分解する⼿元はカメラで映し出され、児島さんと同じ視線で時計を眺めることもできる。
トークの合間合間には、気軽に児島さんとおしゃべりできる時間も。ブライトリングファンにとっては、公認技術者と交流できるまたとない機会になった。ゲストの中には将来、時計技術者になりたいという若者もいて、児島さんから「英語の勉強もしっかりね」とアドバイスをもらう、微笑ましいシーンにも遭遇。
ふだんは⽬にできないムーブメントを画像に収める⽅も。思い思いにそれぞれのブライトリングとの時間を楽しんでいる。
さて、そんなイベント当⽇、「スピリット・オブ・ブライトリング福岡 by Oro-Gio」に並んだのはキンと冷えたシャンパンボトル。おしゃれなフィンガーフードも並び、パーティ感まで楽しんでいただけたようだ。
このようなブライトリング公認技術者を招いてのイベントは今後も開催予定。技術者ならではのトークを最⾼のおもてなしとして、また集っていただきたい。