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2016 ジュネーブサロン(SIHH)-Oro-Gio 代表取締役社長 木村 喜久・永尾 知己の現地レポート-

WATCH|2016.2.29 Photography:Tomoki Nagao(Oro-Gio)
Text:Satomi Nishimura

新年は、スイス・ジュネーブでの買い付けから始まる。

季節は春。
ではあるが、時計を愛するみなさんには、2016年の年明けまで遡っていただこう。1/18より5日間、世界中から時計賢者が集うSIHH(Salon International de la Haute Horlogenie=国際高級時計展示会)が行われたのだから。

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日本において通常ジュネーブサロンと呼ばれるその展示会には、世界の名だたる時計ブランド、16ブランドが出展して2016年の新作時計を発表する。〈Cartier〉〈IWC〉〈JAEGER-LECOULTRE〉、そして、Oro-Gioの設立に大きな影響を与えた〈PANERAI〉もそのひとつである。

開催地はその名のとおり、スイス・ジュネーブだ。相変わらず、胸が痛くなりそうなほどに冷えた空気に街は包まれている。しかし会場内は、新作発表に胸を高鳴らせるメゾンのスタッフ、そしてOro-Gio 木村社長をはじめ、これぞという一本を買い付けるために駆けつけた面々の熱気で、汗ばむほどだった。

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1991年からスタートしたジュネーブサロンは、今年で26回目の開催となる。その詳しい成りたちは、2015年の現地取材レポート(https://oro-gio.co.jp/style/watch-2015sihh)を見ていただくとして、さっそく現地の様子をお届けしよう。

今回は、Oro-Gio 木村社長と共に、ストアマネージャーである永尾知己がジュネーブサロンに初参加。彼の眼に映ったジュネーブサロン、そして買い付けの旅の様子も届けてもらう。ちなみに木村社長の参加は今回で25回目。すでに四半世紀、ジュネーブに通い続けていることになる。

1年分の商談が繰り広げられる場で、張りつめた緊張感に驚く。

ジュネーブサロンには、オロジオで取り扱いのある〈PANERAI〉〈IWC〉〈BAUME & MERCIER〉などが出展している。そもそもジュネーブサロンは、招待状がないと足を踏み入れることができない閉ざされた空間だ。その招待状は、日本全国の中でも数十店舗にしか届かないというのが定説で、この場にいるだけで誇りを感じられるというものだ。

写真は〈PANERAI〉のブースでポーズをとる木村社長。毎年変わらずこの場所で、記念撮影を忘れない。

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そんなジュネーブサロンに、今回初参加となったOro-Gio 永尾ブランドマネージャーは「ジュネーブはフェスティバルではなく、商談の場。張りつめた緊張感に満ちていました」と振り返る。新作の時計にときめきながらも、ほんの数時間で何億もの金額が動かされている。意識せずともそこにいる人々の気持ちは張りつめた糸のように、ゆるむことはないのだろう。

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2015年3月、永尾ストアマネージャーが参加した時計・宝飾の見本市、バーゼルワールドは、世界最大の規模である一方、一般人も参加可能でオープンな雰囲気だった。家族連れの姿も見えるほどだ。その違いを頭では理解していても、やはり実際訪れてみると、かなりの迫力感を感じる。バーゼルとのギャップにさっそく驚かされ、今一度背筋を伸ばしたということか。

キーワードは「原点回帰」。真の時計好きに響くデザイン。

そんな永尾ストアマネージャーが口にした、2016年のキーワードは「原点回帰」だ。斬新なモデルの発表が続いた近年だが、昨年あたりからそれぞれのブランドが持つ歴史へのリスペクト、デザインの復刻などが目立ってきている。ここから気になった時計を見ていこう。

〈IWC〉の「BIG PILOT’S HERITAGE WATCH」は、よりオリジナルに近いデザインで「飛行」というテーマに深く切り込んでいる。どんな状況下でも12時の位置が分るようなインデックスも「原点回帰」のひとつである。

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「飛行」というテーマを深掘りしているだけあり、ディスプレイもこの通りだ。

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また〈BAUME & MERCIER〉は、レディスモデルの充実ぶりが目を引いた。今年は、どのブランドもレディスモデルに力を入れており、高級時計をペアでつける文化、アニバーサリーに贈り合う文化などが、今後さらに日本でも成熟していきそうだ。

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「やっぱりね、商談とは言え、選んでいる私たちが“ときめく時計”でなくてはいけない。そのときめきを日本に持ち帰り、お客様と共有することも、大切な仕事であると考えています」とは木村社長。今年は〈PANERAI〉の「ラジオミール1940」に魅かれた様子で「9のインデックスとスモールセコンドの両立と言うのはね……」と話がとまらない。その続きはぜひ、Oro-Gioで。

旅はおいしい食事がなくちゃ、はじまらない。

日中はみっちりと商談を重ねるジュネーブサロンだが、合間合間には、おいしい食事という息抜きが待っている。ここからはヨーロッパの食文化を感じられる写真をいくつかご紹介したい。

スイスと言えば、チーズフォンデュ。オーダーしなくてもフレンチフライはひとり1皿登場。

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フォンデュシノワは、いわゆるしゃぶしゃぶ。日本人の胃には最高。4種類のマヨネーズでいただくのが欧州らしい。

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帰りに立ち寄ったイタリアのワイナリーには、手作りのソーセージが保管されていた。豚一頭を丸ごと余さず使うという文化がある。ワイナリーには日本人女性がお嫁入りしており、木村社長も親交を深めた模様。

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食べてばかりでなく、リニューアルした〈PANERAI〉のサロンも訪問した。

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そんな旅の話の続きもぜひ、Oro-Gioにて……。

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information

Oro-Gio 代表取締役社長 木村 喜久
2002年3月。福岡・大名ー天神のメインストリートとも言える国体道路沿線のビルに『Oro-Gio』をオープン。チーム Oro-Gioとしての強さと絆に自信と誇りを抱きながら、お客様へ最高のサービスを提供するための取り組みに日々励んでいる。

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