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カジュアルスタイルに、ひと匙のセクシーとノイズを-寺田章史/カデット-

FASHION|2015.4.30 Photography:Satoru Hirayama
Text:Shizuka Koga

お行儀のいいファッションに、クリンネスなセクシーさをプラス

清潔感があって行儀のいい着こなしは、日本人の得意なスタイル。ただ、ファッションという領域においても成熟した大人でいたいならば、そこにもうひと匙、プラスしたいものがある。それは太陽が似合うセクシーさ。程よく日焼けした肌に、シャツの第2ボタンまで開けるような。カラリとしていてクリーン、大人の色気だ。

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大名の「CADETTO/カデット」に並ぶのは、大人のためのメンズ・カジュアルウエアとアクセサリーだ。

ファッション、音楽、アート、デザイン、そして恋愛。人生における様々なことに興味がある男性たちへ。クリンネスでセクシーな着こなしは、ここでレクチャーしてもらえる。コーディネートに迷ったら、スタッフの気のきいたカウンセリングに身を委ね、シチュエーションにフィットしたスタイルを提案してもらおう。

大人の男性がトライすべき、2015年春夏のトレンドは?

「春夏は、あまり重ね着をしなくなる季節ですよね。柄で遊んだり、素材感で奥ゆきをもたせたりしましょう」と、「CADETTO」の店長・寺田さん。今シーズンの注目柄はドットだそうで、「特に、シューズなど意外なアイテムへのドット使いが面白いですね」。

カラーでいえば、トープやライトベージュといったヌーディーなもの、そして様々なトーンのネイビー。「ファッションスナップで目立っているのも、断然、ネイビーです。昨年は柄物で派手にキメていた有名人が、今年は全身ネイビーでまとめたシックなコーディネートで登場しています」。

イージーパンツとショーツも欠かせないという。「どちらもラクなイメージのあるボトムスですが、細めのシルエットでキレイめに履くのが大人の鉄則。部屋着にならないような着こなしを」。それでは「CADETTO」のコーディネートを見ていこう。

素材やアイテムの駆け引きで、さりげなくも奥ゆきのある上級者コーデ

しなやかな素材を巧妙にあつかえる仕立て技術に、ほれぼれとするテーラードジャケットは、イタリア製ならではの着心地。女性のカーディガンのように、“はおりモノ”感覚で使えるほど軽やかだ。襟元にとまるラッキーチャームのてんとう虫で、大人のユーモアも添えたい。

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バスケット生地のシャツは、「CADETTO」のオリジナル。肌への接地面が少なく通気性がいいので、汗ばむ季節も快適に。立体感のある素材ゆえ、印象に奥行きもプラスできる。外側に向かって美しいラインを描くナポリカッタウェイの襟は、高さもあって首元にほんのりとした色気がでる。

ボリュームが控えめで、ジャケットにもしっくり合うブレスレット。真鍮をひねったパーツと打ち込みのあるチャームで、繊細ながら無骨な印象も併せ持つ、万能アイテム。

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カジュアルであれ、上半身はジャケットできちんと感を出す。一方、ボトムスではリラックス感を漂わす。そんなギャップをつくり出していく。

ドローコードのイージーパンツは、ストレスフリーの着心地。それでいて細身のシルエットで、崩しすぎない。裾はぜひ折り返して、赤耳をのぞかせてほしい。柄はよく見ると、フィレンツェの街のシンボルでもある百合の紋章である。このパンツもイタリア製だ。

ここで足元に、シューズを合わせたなら、教科書通り。大人の“ノイズ”として、サンダルをセレクトする。“ノイズ”を入れる加減こそが、「CADETTO」で身につけるセンスといってもいい。

ジャケット 〈FUGATO〉 ¥65,000、シャツ 〈CADETTO ORIGINALS〉 ¥10,000、パンツ 〈BARONIO〉 ¥25,000、サンダル 〈ISLAND SLIPPER〉 ¥13,800、ブレスレット 〈on the sunny side of the street〉 ¥6,000 ※価格はすべて税抜

ネイビーのグラデーションでまとめる、休日サマースタイル

カジュアルダウンしすぎた印象になりがちなショーツをクリンネスに着こなすテクニックが、存分にちりばめられているコーディネート。

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ガーゼのような風合いがクセになる、着心地のいいスラブ織りのポロシャツ。襟のラインでアイビーライクに。色は断然、旬のネイビーを選びたい。

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ギンガムチェックに迷彩柄を重ねた、ひとクセあるショーツ。ハイパーストレッチで縦横に伸縮する細身シルエットが、キリリとした印象を生む。“大人のカモフラ”として活躍しそう。

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先ほどのコーディネートとは逆に、ここではサンダルではなく、ネイビーのドライビングシューズを。足元に艶っぽさを与えるアンクレットで、さらに青のグラデーションを重ねる。

ポロシャツ 〈M.I.D.A.〉 ¥13,000、ショーツ 〈M.I.D.A.〉 ¥15,000、シューズ 〈BOEMOS〉 ¥17,500、アンクレット 〈amp japan〉 ¥4,000 ※価格はすべて税抜

カウンセリングで導いた、ベストドレッサー賞

どんな場面で、どんな人と会って、何をするのか。着こなしを決める上で、シチュエーションを考えるのは自然なこと。「CADETTO」は顧客へのカウンセリングを大切にしている。

ミスユニバースを輩出した、東京のビューティーアカデミー主催のパーティーにて、「CADETTO」の男性の顧客が、ベストドレッサー賞の一人に選出された。パーティーの3日前から前日にかけて、寺田さんのカウンセリングで導き出したコーディネートでの登場だったそうだ。

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ファッションの心得は、サイズ感と少しの“ノイズ”

着こなしの基本はサイズ感。ラクな着心地を求めて大き目サイズに逃げてはいけない。ジャストサイズの服を着ることが、伊達男のベースとなる。

ハズし、遊び、抜け……。完璧なコーディネートを知った上で、完璧に仕上げない“何か”を投入する。寺田さんはそれを“ノイズ”と表現する。顧客の好みをメインに据えて、絶妙な“ノイズ”を入れ込む提案がある。

「これはかっこいいのかと、常に自分の心に問いかけます」と寺田さん。目まぐるしく変わるトレンドに、盲目になってはいけない。自身のスタンダードを把握した上で、トレンドを取り入れて遊ぶ。気のきいた“ノイズ”を探し出す寺田さんの嗅覚は、音楽や映画などのカルチャーと、今までのファッションの蓄積にて磨かれている。

オンタイムとオフタイムの印象をシームレスに繋げる

「CADETTO」とはイタリア語で「弟」。ORO-GIO STYLE創刊号のFASHIONページで紹介した「Gentry Complex/ジェントリーコンプレックス」の弟分なのだ。オーダースーツを中心とした紳士服店「Gentry Complex」のカジュアルラインという位置づけで、双方の店を行き来する顧客も少なくない。2店のリレーションで、スーツスタイルとカジュアルスタイルの両面において、その人の個性や印象をシームレスに繋げる。「CADETTO」では、オンタイムのイメージをさらに上げるような、オフタイムのファッションを提案してくれるのだ。

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自慢はオリジナルシャツ。ジャケットはパターンオーダーへ

「大阪から視察に来る人もいますよ」というほどに、「CADETTO」のオリジナルシャツが好評だ。

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洗いをかけ、着用イメージを高めたディスプレイ。イタリア製のシャツと同レベルなほどの仕立てを実現し、それでいて価格はリーズナブルなのだから、何枚でも揃えたくなる。このシャツの一枚一枚に、「Gentry Complex」が蓄積したファクトリーとの20年に渡る信頼が詰まっている。

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オロジオ木村社長もお気に入りのシャツを見つけて、この表情。寺田さんとの軽妙な会話を楽しみながら「ツボをつく提案をしてくるよ」と、一目置いている。

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サイズの合った服は、大人の着こなしではマスト。とはいえ、「ウエストに合わせると、どうしてもジャケットがオーバーサイズに…」なんて御仁に朗報が。「CADETTO」では、2015年春夏から、パターンオーダーによるオリジナルジャケットの販売をスタート。6月にはイタリアへ赴き、生地を選定してバリエーションを拡充する。また、秋冬には新規イタリアブランドも投入予定だ。

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ビギナーでも失敗がなく、エキスパートも満足度の高いアクセサリー

ファッション小物も充実している「CADETTO」。「シルバーはもちろんですが、寒色系(ネイビー)と暖色系(ブラウン)のアクセサリーがあると、どんな服にも合わせやすいですね」と、寺田さん。ストーンやシルバー、リングからブレスレット、ネックレスとバリエーションも豊富。〈HERMES〉と同じ革を使ったアイテムを扱う〈amp japan〉など、リーズナブルな価格ながら、業界での信頼度が極めて高いブランドを置く。

店内には、パートナーへの贈り物を選ぶ女性の姿も。寺田さんを味方につけるのだから、心強い。相手に喜ばれることはもちろん、使い込んでもらえるギフトになるだろう。

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イタリアの高級紳士服ブランド〈Ermenegildo Zegna〉や、デンマークのハイエンドオーディオブランド〈Bang & Olufsen〉を経て、自らレコード店の経営も手がけたこともある寺田さん。ファッションと音楽をこよなく愛し、ライフスタイルやカルチャーを鑑みたカウンセリングを得意としている。

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information

CADETTO
住所:福岡市中央区大名2-6-26
電話:092-738-7030
地下鉄赤坂駅から徒歩5分

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http://cadetto123.blogspot.jp/
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